『水槽のメンテナンス』について

水槽内外の掃除

水槽の外側
水槽の外も綺麗にしておく必要性があります。ホコリが水槽の周りに溜まったりする事は良くありません。
ホコリが水槽内に入って細菌の繁殖に繋がります。水槽の中だけを綺麗にするのでは無く外も綺麗にし、しっかりと飼育環境を整えましょう。
 

どこに汚れが溜まるのか?

・ライト
・フタ
ライトやフタに溜まったホコリは、しっかりとふき取って下さい。
 

ホコリが溜まりにくい様に工夫するやり方

水槽にフタをしてホコリ防止対策もしているけれど、やっぱりフタの隙間からホコリが水槽の中に入ってきてしまい気になるという方もいるのではないでしょうか。
<お手軽・簡単にホコリの侵入を防止する方法>
水槽の隙間をサランラップで塞ぐという方法です。
サランラップを貼った後にガラス蓋の高さよりサランラップの中心をを少し凹ますと、水滴や塩だれが外に出ることはありません。
 


水槽の内側
◎塩だれがある
塩だれとは、水槽やその他の器具等に付着している白い塊のことを指します。
 
◎塩だれの原因
塩ダレの主な原因は、『海水魚の激しい動き』と『エアレーションの泡』です。
 
<海水魚の激しい動き>
海水魚は驚いたり餌を食べるとき等に普段は中々見ない激しい泳ぎ方をする事があります。
大きい海水魚等がその様な激しいい動き方をすると、とても大きな水しぶきを上げ、海水をフィルター等の器具だけではなく水槽外にも飛び散らせます。
この飛び散った海水が水槽や器具に付着した後それが乾燥する事で、海水に含まれる塩分だけが残って白い塊が出来ます。
掃除をしないで長い間放置してしまうと、器具が故障を起こしたり、コンセント等の電気系統に付着すると漏電してしまい、
火災の原因にも繋がるので注意が必要です。綺麗に塩だれの掃除を行い、二次災害が起こらない様にしましょう。
<エアレーションの泡>
エアレーションは、水槽内で泡を発生させることで海水に酸素を供給する器具です。
エアレーションから大きな水しぶきが上がる事はそんなにありませんが、空気中に細かい泡が出る際に、泡が破裂するので細かな水滴が周りに飛び散ります。
エアレーションは水槽の中で24時間動いているので、その飛び散った水滴が塩ダレの原因となります。
◎必要な道具とは?
・スポンジ
・クロスワイパー
<スポンジの種類>
・マグネット式スポンジ
・メラミンスポンジ
 
マグネット式スポンジ
水槽の中に手を入れずに簡単に掃除が出来る便利物です。
水槽の内側と外側を磁石で挟むタイプのスポンジなので、動かしていけば内側のブラシで水槽に付着している汚れが取れます。
※注意点は、スポンジの内側・外側に硬い物を挟んだ状態で動かしてしまうとガラスに傷が付いてしまいます。
・水槽に砂利を敷いている方
特に注意をし内側に砂利をしいたままゴシゴシ掃除をしてしまわない様にしましょう。
・外側のスポンジのチェックをする事
水槽の壁を優しく滑らかにガラスを這う事が出来る様に外側もフェルト状になっていてはなっているのですが、ここにゴミが挟まらない様に注意しましょう。
長い間使用していくと段々フェルトがこすれて劣化したり無くなっていきます。
フェルトが無い状態でゴシゴシ掃除をすると外側のガラスが傷ついてしまいます。
 

マグネット式スポンジを使用するコツ

壁にへばり付いた濃いコケを根こそぎ何回も何回もゴシゴシとやらず、薄くコケが付着してきたらコケを軽くサーっと落としてあげるやる方がお勧めです。
手を汚す事無く掃除が出来るので大変便利ですが、これだけでしつこいコケを落としきれる事はありません。
※ガラスポリッシャーを水槽のガラスに吹き付けておくと数週間はガラスがすべすべな状態になるので、
摩擦が生じる事が少なくなりガラス面・フェルト面への負担も減少しマグネット式コケ取りはやり易くなります。
 
しかし、水槽をしっかり掃除するには手を水槽に入れて直接落として行った方が綺麗になります。
掃除アイテムとしては、メラミンスポンジやクロスを使用するのが一般的です。
 
◎メラミンスポンジ
よく使われるのは「メラミンスポンジ」です。アクアリウム用の物が熱帯魚店や100円ショップ等で販売しています。
このスポンジはハサミで切れるので、使用したい大きさに切って掃除が出来ます。
 
◎クロス
布や紙の様なクロス系の製品で、コケや汚れをスッキリふき取り事が出来ます。
ふき取ったコケはクロスの特殊素材によって吸収され水槽内にゴミや汚れが散っていかない様になっています。
100%ポリプロピレンで水に溶けず、アクリル水槽にも使用可能です。
 
◎ポリッシュ
頑固なカリウム系の白い汚れを落とす事に優れています。細目のピンク・粗目のブルーとざらざらが2種類の異なる小さなシートが入っています。
ピンクは軽い汚れ用、ブルーは酷い汚れ用と使い分けをすると良いでしょう。
フタだけでなく水槽の水面付近等も炭酸カルシウムが付着して白っぽくなる時があります。
メラミンスポンジでは落ちにくいので、その時はポリッシュがお勧めです。
今回は水槽のメンテナンスの基本を押さえた掃除法を紹介しました。水槽のお手入れと言っても、方法や時期等も様々です。
最適なメンテナンスを知り、素敵なアクアリウムを維持していきましょう。

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